借景ならぬ、借猫


見たことのないおデブ猫が家の外に居た。

彼は日陰がどこに出来るか知り抜いているようだ。寝そべる位置が絶妙。

そんな彼はこのあたりのシマの雌猫を追いかけてここにたどり着いた待つ男(わりとけなげ)。
寝ているかのように見えて、雌猫へのチャンスを狙っているのだ。なおん、と時おり甘い声を出す。
窓越しだったが近づきすぎてバレた。顔面の黒と白のミクスチャー具合がすごいと判明。
人間より雌猫の動向が大事なので特に逃げもしない模様。
まだこの辺にいます。彼の狙っているのはアダ名が『ぼんやり』という茶灰色猫。成就するのか。